清志郎さんとの思い出

①温泉の湯気が上がっていた。私の向こうに1人入っているのはわかっていましたけど、誰なのかは分からなかったんです。

トロっとした温泉の気持ちの良さに佇んでいるとなんとなく見覚えのある、でも、知り合いでもなくて、そんな気持ちのまま大浴場を後にしようとした時“RCサクセションの忌野清志郎に似てる人がいるなぁ~”と、まさか本人だったとは夢にも思わず…

私と清志郎さんとの出会いは、温泉フリークの清志郎さんとまさに「裸の出会い」から始まったのです。

②清志郎さんの奥様が、甲府北口の秋山歯科の奥様とご友人で、とても清志郎さんも秋山先生のことが気に入っていて歯の治療の為に山梨に来ていたと後からわかりました。

③ある時、"笑っていいとも"を見ていて、翌日には清志郎さんが出ると分かり、お花を贈りましたね。

2004年のことでしたか。

タモリさんが「この花は?」と聞いてくれた時、清志郎さんが「僕の友達でね、温泉旅館の若旦那なんですよ。」と言ってくれたのがうれしかったな…

 

④清志郎さんのご家族は年に4回くらい来ていました。

清志郎さんは私に直接いつも電話をくれるんですが、開口一番「社長ですか?清志郎です。」と今でも清志郎さんの声が耳に残っています!

⑤来てくださる時はいつも奥様とたっぺいくん、ももちゃんと4人で1週間くらいの滞在でした。

とても家族を愛してらっしゃるのがわかって、すごく感動しました。

糸柳がリニューアルした平成10年からは、いつも5階の503号室か505号室でしたね。でも私は分かっていました。

本当は清志郎さん、古い時の糸柳の方が好きだったということを。

清志郎さんお気に入りのお部屋 505号室